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デリー

油断してると、また時間が過ぎていきます。
さっさと書いていかねば。

インドで最初に到着した都市、デリーは、とても暑くて道を歩いているだけでどうにかなりそうだった。
私はオールドデリーのメインバザールの近くに泊まっていたのだが、暑いうえに道は埃とごみにまみれ、目にするものすべてが「これがインドか…」とどこか納得させられるような、いやまだまだ、本当はこんなもんじゃないだろう。という気持ちとで、魚のように非日常の感覚を漂いながらインドを体感していた。

デリーにはユネスコの世界遺産がいくつかあるが、私が見たのはただ一つ。
「赤い城の建造物群」として2007年に登録された、ラール・キラー。
ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが自らの居城として築いた砦。

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外国人の入場料金はRs.250だったかな。
「地球の歩き方」には、チケット売りの係りはお釣りをちょろまかすから気を付けましょう。とか書いてあって、本当にその通りだった。
「お釣りが足りないよ!」と訴え続けていても、他の係りとおしゃべりしていて完全に無視。
しかし私はおとなしく引きさがる日本人ではないので、しつこく訴え続けていたら、他の係員がやってきて不足分を出した。
宿、交通費、レストランの料金。
最新版の「歩き方」でさえ、ほとんどが値上がりしていて不正確なことになっているのに、こんなことはガイドブックの通りなのね。

ラホール門、チャッタ・チョウクという土産物屋が並ぶアーケードを通り、メインの建物や博物館や庭を見て回った。
外国人より、インド人の観光客のほうがずっと多くて驚いた。

ラホール門。ここが一番圧巻の光景かも。
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彼ら、写真を撮るときのポーズの決め方が半端ない。
男同士でもポーズをばっちり決めて写真を撮りあう図、って、ちょっと面白かった。

ナッカル・カーナ(中門)は戦争博物館になっている。インド人観光客が写真撮りまくり。
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ぷらぷらと建物やら庭やら見て。
でもインドの人たちを見ているほうが面白かった。
穴があると、老若男女みんな、真剣に覗き込むのとか。
この穴の向こうは、ただの暗闇でしたけど。

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ラール・キラーにたどり着くまでにすでに結構歩いていたので、暑さと相まって疲れ果てていた私。
感動より、早くどこかに座って冷たいものが飲みたい…とか思ってしまった。

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一通り見終わって、ラール・キラーの前のチャンドニ・チョウクという大通りへ。
もうとにかく暑い!人や車が多い!
道は砂ぼこりにまみれ、暑さと汚さと車のクラクションのうるささで気が遠くなりそうだった。

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疲れ果てつつも、コンノート・プレイスへ。
ここは円形にお店が連なった場所で、高級ブランド物やおしゃれなカフェなどが並ぶリッチな通り。
お金持ちのインド人が集まる場所、って感じです。
買い物とかしたいわけじゃなかったけれど、とりあえずデリーに来てここを見ないのもアレかしらと。

今いる場所がコンノートのどこかわからずコソコソ地図を見ている時に話しかけられ、立ち話をしたおじさんは、とても親切な人だった。
警戒心をゆるめることはないんだけれど、誰も信用しないのも疲れる。一人旅が大変だと思うのは、こういう時ですね。

大人気のスムージー屋でマンゴースムージーを買ってみたら、この世にこんな美味しい飲み物があったんですか~!というぐらい美味しくて困った。紅茶のためにこの国に来たはずが。
それもこれも、暑さゆえです。多分この時の気温、体温超えてたし。

シェイクスクウェアというスムージー屋の前。大人気です。
マンゴーアイスシェイクだったか、Rs.90。

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こちらはニューデリー駅の通路。
各ホームをつなぐ廊下で、列車のチケットを持っていなくても、誰でも通れる。
オールド・デリーからニュー・デリーのエリアへ行くには、ここを通るのが便利なのだ。

けれど嘘つきなインド人が、チケットがないと通れないぞ!と言って怪しげな旅行代理店に連れていき、法外な値段で列車のチケットを手配したり、ツアーを組んだりする手口は、ガイドブックに書いてある。
本当にそうだった。
チケットがないと通れないぞ!というインド人数人を無視して通った。

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やがて夕暮れ。
砂ぼこりが激しく、昼間はそこまで人が多すぎるってほどでもないメインバザールも、夜闇に溶け込み、色とりどりの明かりが点ると、人があふれ、活気を取り戻す。
気温も下がって過ごしやすくなる。

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夜のメインバザールで紅茶屋のおじさんに手招きされ、おじさんと奥さんと、2号店をやっている息子の3人の写真を撮り、店の中も撮らせてもらったのだけど、その辺りの写真は手違いで全部消去してしまった(何してんの自分)。
インドで初めて飲んだチャイの写真も消えた。(あらあら)

汚い街角の小汚い店で飲んだインドで初めてのチャイは、美味しかった。
作っている青年は、作りながらずーっと片手で携帯を持ってしゃべっていて、ものすごく適当にやってるように見えたが、それでも美味しいのだ。
あんな適当にやってるように見えて、こんなに美味しい。
嫌だなあ、と思った。
まだ30歳にならないであろう彼が何歳からこの仕事をやっているのか知らないが、もう細胞レベルで身についているのだろう。砂糖を入れる手さばきなど、日本では見たことがないものだった。
魂込めて、きちんと丁寧にやりたいんです!みたいな、努力だの鍛錬だの修業だのの好きな国から来た自覚がある身としては、携帯でしゃべって笑いながら作ったものがこれほど美味しいと、紅茶の資格とか勉強(この言葉は個人的には使いたくないが)って何の価値があるん?と、本当は普段から感じているけれど胸の奥底に閉じ込めていることを、無理やり浮上させられてしまうような。
けれどもそんな考えが浮かぶのも一瞬のことで、そこで立ち飲みしながら、店にやってくる色んな人を見ているうちに、紅茶が美味しきゃそれでいいか。と、どうでもよくなるのだ。
昼間の明るさの下では、嫌でも目に飛び込んでくる街の中のいろんな汚いもの、本当は夜でもそれらはそこにあるはずが、色鮮やかな灯りと夜の賑わいの下で濁を包み隠し、清だけを見せているようで。
チャイは、インドの夜の濃密な空気が溶け込んだような、濃くて甘い味がした。

頭にターバンを巻いたおじさんがやっている、紅茶の茶葉を売る店では、リーフとCTCが混ざったアッサムを購入し、おじさんと色々話したのが印象深い思い出です。
インドの人たちはちょっとおしゃべりしただけでもすぐに「歳はいくつだ?」「結婚してるのか?」と突っ込んだ質問を普通にしてくるので、親戚の世話好きな叔母さんか!と思ってしまいます。
紅茶屋のおじさんもまたそうで、年齢の話をしている時、自分は64だ、と言って目の前にあった売り物の紅茶の袋にマジックで「64」て書いた。
それぐらいの英語わかるから、商品に書くんじゃない!とか思いましたけどね。
面白いなあインド。と思ったインド初日、デリーの夜でした。

ニューデリー駅の2階にある外国人専用窓口。列車の切符はここで買うのがスムーズ。
選挙だからとか祭りだからとかで今日は外国人窓口は閉まってるぞ。だからうちの旅行代理店で買え。と誰かが言っても、無視して行きましょう。大抵開いてます。
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by bestdropteaclub | 2014-07-27 13:17 | インド、2014 | Trackback | Comments(0)

旅のルート

ただでさえ書くのが面倒くさいのに(こら)、時間がたつにつれ記憶も薄まってますます書きづらくなる、インド・ネパールのお話です。

4月5日に出発、5月25日に帰ってきました。
ダージリンではファーストフラッシュの終わりから、セカンドフラッシュの始まりの頃ですね。
本当はもっと長くセカンドフラッシュの時期真っ盛りまでいたかったのですが、マキシム・ヴェンゲーロフの日本公演のために帰国したっていうね\(^_^)/
去年のシェヘラザードの弾き振りが素晴らしかったので。

そして今や、日本でもセカンドフラッシュが入ってきてる時期っていうことと。
もっとさっさと書いといたら?っていう話と。

こちらが今回の旅のルートなのですが。

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デリー→ジャイプル→アーグラ→カジュラホ→バラナシ→スノウリ→ルンビニ→ポカラ→カトマンドゥ→イラム(カーカルビッタ)(シリグリ)→ダージリン→ガントク(テミ)(ナムチ)→ダージリン(シリグリ)→コルカタ
※グリーンがインド、オレンジがネパール。()は日帰りで宿泊なし

荷物がなければ楽しいんですけれど、移動も。
でも荷物が重くて、後半になるにつれ、なかなかに大変なものがありました。
で、前半は紅茶畑はまったくないのね。イラムでようやくご対面。

インド、ネパールでは確かにどこでも紅茶が飲まれているのですけれど、デリーからルンビニあたりまでは暑すぎて、チャイよりラッシーとマンゴージュースが美味しくて仕方ありませんでした。
あの異常な暑さの前では、紅茶愛も揺らぎますの。
しかも、アーグラで思いっきりお腹を壊し、その後しばらく水、フルーツ、ヨーグルトしか受け付けなくなってしまったの。
もうカレーの匂いをかいだだけで気持ちが悪くなってしまって。
水!ラッシー!スライス(ペットボトル入りの美味しいマンゴージュース)!って感じでした。

ジャイプルのラッシーワーラーというお店のラッシー。上にかたまりをペロッとのせる。
この旅のベストラッシーでした(^-^)
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紅茶が好きな方々は、暑い場所で熱いチャイを飲むのが意外とはまるんでしょう?とお思いでしょうが、そしてスリランカでは実際そうだったのですが、4、5月のインドの暑さは、そんな生易しいものではありません。
ラッシーとチャイが並んでいたら、ラッシーとります。お腹壊して、あの暑さだったら、私でも。

インドの腹痛は脱水症状になり、人生ではじめて経験したのですが、口の中の水分がなくなって上あごと下あごがくっついて舌が動かず、しゃべれなくなるのです。
リキシャのおじさんに連れて行ってもらった薬局で症状を訴えるにも、立っているのもしんどく、カウンターにのしかかりつつ薬をくれと言いたいのに、口がくっついてしゃべれない!
水をゴクゴク飲み、口の中をはがして、ようやくしゃべれるのです。
どうにか薬とORS(ペットボトルの水に溶かして飲む。粉末のスポーツドリンクと同じ効果が)を手に入れて、常に持ち歩いていましたが、持ち歩いている水のペットボトルが空になりそうになると、恐怖心がわくぐらいでした。

前半はそんな、ほぼ紅茶とは関係のない時間を過ごしており、ここに紅茶以外の話を書くのもアレかしらと思いつつ。
1週間ぐらいであわただしく茶畑をめぐるのももちろん良いでしょうが、旅人であるので、私はタージ・マハルも見たかったしガンガーで沐浴もしたかった。

行きたいところへ行き、見たいものを見る。そして出来るだけ、現地の人に触れること。
良くも悪くも一人にしておいてくれないインドのような国で、リキシャワーラーにしつこくつきまとわれることもなく、一度もぼったくられることもなく、嘘をつかれたり騙されることもなく、アメくれペンくれお金くれと子供につきまとわれることもなく、並んでいるのに列を抜かされることもなく、にやけ顔のオヤジにセクハラされることもなく、牛のフンを踏まないよう気をつけることもなく、蠅の大群のなかを駆け抜けることもなく、列車の切符がさぼってばかりいる駅員のせいでなかなか買えないこともなく、気を付けてるのにお腹を壊すこともなく、もうインド人なんて信用するか!二度と来るかインド!と心の底から実感することもなかったら、それではインドに行ったとは言えません。(え?)

インドの話を茶畑のあるダージリンとシッキムに限定するのももったいないので、そして旅行記って不幸な出来事があるほど絶対にアクセス数がアップするものなので(こっちが主な理由?)、色々と書いていきますよ♬
ネパールの旅については、ネパール編でみっちり書こうかと。
そんなわけで、次回の旅の話をお楽しみに。

デリーの観光名所、ラールキラー。観光も暑さとの闘い。
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by bestdropteaclub | 2014-07-13 12:45 | インド、2014 | Trackback | Comments(2)


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