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氷出しダージリン

今日で終わりとはいえ、一応8月であるのに、すっかり涼しくなりましたね。
これはまだまだ暑かった時にいれた一杯。
夏、暑くなったらやってみたいと思っていたことが、氷出し。
このために夏前に、氷出し茶ポットを購入しました。

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この茶ポットを使って最初にいれたのは、ダージリン。
キャッスルトン茶園のファーストフラッシュです。
水出しでもとても美味しかったので、氷出しだとどんなになるだろう…とワクワクしながら試します。

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まずは表記通りに、茶葉をティースプーン山盛り2杯、そしてポット上部のガラスボウルに氷をいっぱいに入れます。
いっぱい入れておよそ300gみたいなんだけれど。
茶葉の分量に対して上までみっちり入れると、氷多すぎだったな…と、後で思い知る。
茶葉の種類によるかもしれませんが。

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後は、氷が溶けるまで、ひたすら待つのみ♬
ぽたり、ぽたりと氷が溶けてしずくが落ちるのを眺めるのです。
これだけで涼しい。
思わず蹲を想起してしまいました。
こういう美しさを持っているのは、日本人として嬉しい気持ちになる。

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うんと暑いときほど氷が早く溶ける。
暑さによって出来る時間が変わるお茶、というわけです。
こうなると、苦手なはずの暑さがむしろ嬉しくなってきます。
普段なら絶対にエアコンをいれるはずの暑さでさえ、エアコンつけずにじっと我慢してみたり。

出来上がったダージリンは、びっくりするほど水色が淡い。
キャッスルトンのFFは他の茶園のFFに比べて、ホットでいれたときでも水色が淡いのだけど、氷出しで出来たのは無色に近い。
ちょっと、茶葉の分量に対して氷多すぎた?
それとも氷出しってこういうもの?
と、不安になりつつ一口いただいてみたら。
しっかり味が出ているばかりか、甘くて美味しくてまたびっくり!

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水色に物足りなさを感じたものの、とてもまろやかな甘みに笑いそうになりました。
熱湯で溶け出しやすいタンニンが抑えられて、こうもまろやかになるのでしょうか。
これは日本茶でやっても美味しいだろうな~
しっかりダージリンらしい2ndでやったらどうなるだろう?
色々なお茶で試してみたくなりました。

けれども、せっかく氷出しなのに、この茶ポットだと下に落ちたのが飲めるほどたまるまでに、ぬるくなっている。
出来たものにさらに氷を入れると、薄くなりそう。
普通のティーポットや急須でも氷と茶葉をいれておいて、氷が溶けたらストレーナーで漉せば同じように氷出しが出来るので、せっかくなら出来たての冷たいのが飲みたい!という時はティーポットのほうがいいですね。

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でも、この1滴ずつ落ちるのを眺めて視覚的にも涼を感じ、その音まで愛でる、という楽しみ方は、最高の贅沢。
まだ冷蔵庫もなかった平安の昔でさえ、花を氷に閉じ込めてその氷が溶けていくのを楽しむ雅な遊びがあったのですが(今でもあるらしいけど、滅多に見ませんね)、それと同じ遊び心を感じます。
時間と季節を楽しむ、贅沢な遊び。
日本人ならではの発想ですよね。

実は今も、この記事を書きながら氷出しの最中なのです。
エアコンをつけず暑さを我慢しながら出来上がりを待つのも、平安の人と同じ楽しみを共有しているようで、雅な楽しい気持ちになるのでした。



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by bestdropteaclub | 2014-08-31 12:00 | 本日のお茶 | Trackback | Comments(2)

モナンのシロップで広がる、紅茶の世界

紅茶に様々なバリエーションをつけたい時、とても便利なシロップやフルーツソース。
その世界的メーカー、Monin モナンの東京スタジオで行われた紅茶研究会に行ってきました。
この研究会はティーインストラクターの同期の研究会で、特別に開催していただいたもののようです。

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1912年、ワイン・リキュール商としてフランスのブールジュで創業したモナン。
現在日本では62種類ものシロップのほか、フルーツミックス、グルメソースなどを取り扱っています。

研究会の前半はモナンの歴史、商品説明、実際に商品がどんなところでどんなふうに使われているか、などのご説明をいただきました。
そしてモナンの講師の方に、商品を使ったドリンク作りのデモを見せていただいたのですが。
手つきの鮮やかさもさることながら、あっという間に様々なドリンクが出来上がり。
シロップをストレートのダージリンで割っただけでも良し、さらにソーダやミルクを合わせても良し。
シロップも1種類ではなく、何種類かを組み合わせれば、無限にバリエーションが広がるのです。

バーテンダーとしてニューヨークなどで活躍されたという講師の方の手さばきに、ほれぼれ。
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こういったシロップ類はリカーショップや輸入食料品店などでよく目にしますが、これほどのラインナップがあろうとは。
日本で販売のある62種類でもすごいのに、フランス本国では150種類も扱っているという話ですよ!

こちらのスタジオではなく、実際にとあるカフェでチャイを注文しましたら、チャイティー・シロップをお湯で溶かしただけのチャイが出てきたことがあります。
モナンさんのシロップだったかは忘れましたが…
お湯だけだったので、チャイというよりはスパイスティーでしたが、なかなか本格的な味でした。
ミルクを入れてくれればもっとチャイだったと思いますが、手軽にチャイをいただきたい時にはかなり便利。

中には見た目の色が派手なものもありますが、厳選された高品質な材料を使い、香料も果物など天然のものを極力使っているそうです。
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デモの後は、実際にスタジオにある商品を使って、自分たちでドリンク作りに挑戦!
スタジオに置いてある商品をどれでも、好きなだけ使っていいのですよ~!
なんて贅沢なんでしょ。
紅茶はダージリンをご用意いただき、みんなで様々な組み合わせを試してみます。

トリプルセパレートティーを、こんな小さな試飲カップに。
可愛いわぁ♬ ストラップにしたくなりますね(^-^)

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モナンさんでは、シロップやフルーツソースだけではなく、フラッペベースというパウダーも扱っています。
スタバなどのフラペチーノ類にはほとんど、こういったベースとなるパウダーが入っているそうですよ。
まったく知らなかった~まだまだ知らないことだらけですねえ。

友人は、このフラッペベースのチョコレート味を使い、ブレンダーという専門店のようなマシンでティー・スムージーを作っていました。
上にホイップクリームも絞って、本当にカフェでいただくような1杯が完成。

友よ、講師の方を自分のアシスタントにしていたのは君だけだ。
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私も気になったシロップを片っ端からテイスティングし、アレンジティーも作りましたが、濃ゆい緑色を合わせるのは紅茶にはきついな。ということを確信したところで、お時間となりました…orz
あっという間の、充実した体験でした♬

紅茶は良い品質のものを、そのまま飲むのが最高!と思っている私ですが、季節やその時の気分、毎日いただく紅茶に変化をつけて楽しみたい時など、こういうアイテムをもっと上手に取り入れたい!という気持ちになりましたね。

そんな気持ちを汲み取って下さったのか、帰りにはモナンさんからシロップのお土産が❤
カラメルと、ピンクグレープフルーツという、かなり使い勝手の良さそうな2種類。
う、嬉しすぎる!
これはアレンジティー作りに励むしかありませんね(^-^)

こんな素敵な体験をさせて下さったモナンさんと、この研究会を企画・運営してくれた同期インストラクターの役員の方々、参加者のみなさまに感謝なのです♬

あまりに可愛いストラップがあって、こちらはお土産ではなかったのですが。
いいなー欲しいなー❤ という強すぎる念が通じ、こちらもいただいてしまった(^-^)

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by bestdropteaclub | 2014-08-27 12:00 | イベント | Trackback | Comments(0)

アーグラで、夕暮れのタージ・マハルを見る

ジャイプルからアーグラまでは、バスの旅でした。
列車のチケットを買うべくジャイプルの駅のチケット売り場で2時間ほども苦闘を続けたのですが、買えませんでした。

1時間以上も長い長い行列に並び、横入りしようとするインド人を日本語で怒鳴りとばし(日本語のほうが効果があります)、申込用紙に記入するためペンを貸してくれというインド人に貸したら際限なく何人も借りに来るので、途中からペンなど持っていない振りをし。
やっと自分の番になったと思ったら、チケット販売係と自分がしゃべっているのに申込用紙を横から差し出し、必死で自分が買いたいチケットのことをしゃべり続けるインド人(若い女子)。
その喚き声がうるさくて、販売係との会話もままならない。
前にいた白人の男性も、横入りするインド人を必死で腕で牽制していた。

そして、希望日のアーグラ行はもう満席っていうね\(^_^)/
なんだったこの長く空しい、横入りするインド人と互角に闘った意外、何の得るところもなかった2時間は…orz

しかし代わりに乗ったバスは意外にも、とても快適でした。
バスターミナルでチケットを買う時、その辺の人に聞いたら売り場の偉い人だったみたいで、カウンターの中に入れてくれて、さっさと手続きしてくれた。
乗ったバスは、広くて清潔なうえに静か。
ミネラルウォーターのボトルが配られるサービスもあった。
で、朝8時半出発のバスで、途中15分ほどのトイレ休憩をはさんで、午後の早いうちにアーグラに到着。

バスが到着したところのすぐ前に、ツーリストインフォメーションがあってそこに入ってみたら、ゲストハウスだった。
インフォメーションというのはその宿の私設のもので、どうなのかしらこれ。と思ったけれど、オーナーが日本語ペラペラで大変な日本びいき。
とても親切だったので、そのままそこに泊まることに。

オーナーがチャイをごちそうしてくれて、ロビーで色々と話す。
地球の歩き方をなくした話をすると、日本人宿泊客が置いて行った「歩き方」の、これから行きたいと話した街のページを惜しげもなく破り、ホチキスでとめて私にくれた。
一見強面で、アーグラの裏社会を仕切ってそうな貫録たっぷりのおじさんだが(私より5,6歳は年上だろうと思ったら年下だったため、お互いびっくり)、実に親切で頼れる人だった。

彼の手配でリキシャに乗り、その夕暮れに、早速タージ・マハルを観に行く。
とは言っても、中に入って見学するのは翌日にし、この日は川を挟んだ対岸から、日没のタージ・マハルを堪能するのだ。
日中のアーグラは大変な暑さのため、観光は早朝か夕方以降にするのが良いということです。

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デリーの話に登場したラール・キラーと同じく、タージ・マハルを建てたのは、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーン。
1653年に建てられた、この世界屈指の美しさを誇る建築物が、シャー・ジャハーンの愛妃ムムターズ・マハルのために建てられた墓廟であることは、有名なお話。
アジャンタとエローラの石窟群、そして翌日に訪れたアーグラ城塞と並び、1983年にインドで初めて登録された世界遺産の一つ。

白大理石で作られたこの霊廟とシンメトリーを成すように、ヤムナー川を挟んだ対岸に黒大理石で自らの霊廟を建てることをシャー・ジャハーンは計画していたが、その夢は実現せずに終わる。
自分と皇位を争う近親者を皆殺しにして皇帝となったシャー・ジャハーンは、第三皇子である息子に幽閉され、夢と生涯を絶たれたのだった。

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黒タージ・マハルが建つはずだった場所が今は公園になっており、日が沈む夕暮れ時にその公園から眺めるタージ・マハルが、一番美しいと言われています。

公園の前の道には、観光客が乗りつけてきたリキシャや車が沢山停まっている。
リキシャワーラーのおじさんは、私に指で道を指しながら、あっちは入場料がRs.100かかるが、こっちの道を行けばタダだ。と説明した。
そんなこと言われたら、お金のかからない方へ行くものじゃなくて?人って。
だから歩いて行ったら、なんだか銃を構えた兵士みたいなのが道の脇にたむろしていて、え、ここ通っていいの?と思ったけれど、特に止められることもなくヤムナー川の川べりに着いた。
そこを左に曲がって川沿いに歩くと、タージ・マハルが目の前に。

黒大理石の同じ建物が建つはずだった場所。
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結局、その川岸の道は公園とフェンスを隔てて接しており、フェンスは途中でなくなっているところがあって自由に公園に入れた。
入れたというか、私は入ってはいけないと思って入らずにいたら、フェンスの向こうに出るな!と警備員みたいな男に言われて、入らざるを得なかった。
彼はどうやら、道の向こうから来たのではなく、入場料を払って公園に入った客がそこから出ちゃったと誤認したらしい。
どう考えても、私は入場料を払わずに不法に公園に入ってしまったのですね…
あのリキシャドライバーは、「タダだ」などと自信たっぷりに言っていたけれど、こういうからくりでした。

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日が沈むのはタージ・マハルがある方向とは違ったし、木々に隠れて感動的な日没が見られたわけではないけれど。
大勢の観光客が集まっていたのに、みんな日が沈むころには言葉もなく、ただ目の前の美しい光景に見とれていて。
昼間の、狂気のような暑さを忘れるほどの静けさの中で、目の前の建築物はあんなに美しいのに、密やかにつつましく、ただそこにあった。

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やがて日が沈み、人々は車に乗ってどこかへ消えていった。
私もリキシャに乗り、宿へ帰った。

街を見たい気持ちとかは特にわかず。
ゆっくりご飯を食べ、明日に備えてさっさと寝よう、と思った。
明日は入場料を払ってタージ・マハルに入り、みっちり見学するのだ。
そのために早朝6時にリキシャに乗って出発する。

が。
この後、ゲストハウスのレストランからルームサービスで注文したベジターリーで、私は地獄を見ることになる…
変な味はしなかったどころか、不覚にも美味しいと思ってしまったこの食事が、私の体にインドの洗礼を強烈に浴びせかけたのであった。
お腹が、かつて味わったことがないほどの猛烈な痛みを訴え、朝6時には出発しなければならないというこの夜、私は一晩中眠ることもできずに、ベッドとトイレを往復し続けたんでした\(^_^)/
いやーこれぞインド!

絶対にあのカレーが原因でしょ…他にはバナナぐらいしか食べてないし、食べきれずに残したカレーの匂いをその後嗅いだら、それだけで気持ちが悪くなったもん。
チャイも飲んだけれど、チャイが原因のはずはないよね?ね?
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by bestdropteaclub | 2014-08-24 20:30 | インド、2014 | Trackback | Comments(0)

Fortnum&Mason の紅茶で、フレンチトーストを

先日、日本橋のコレド室町で開催中の、アートアクアリウムへ行って参りまして。
それはそれは、幻想的なひと時を過ごしたのです。

金魚に癒され、人ごみにもまれる。幻想と現実がせめぎ合うひと時。
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せっかくの日本橋なので、帰りに立ち寄って買ったのは、Fortnum&Mason のパンたち。

一度やってみたいと思っていたミルクティーのフレンチトーストを、F&Mの山型ブレッド・紅茶(が練りこんであるパン)で作ってみた。
パンと同じく、アパレイユのミルクティーもFortnum&Masonで。
Old Silver Tea Pot というブレンドティーを使用。
トッピングは蜂蜜、ハーゲンダッツのマカダミアナッツアイスクリーム。

以前もミルクティーのフレンチトーストを、濃ゆいアッサムとヤマザキのダブルソフトGOLDで作ってみた。
この時のトッピングは、パウダーシュガーと蜂蜜。

結論、私的には後者のほうがだいぶん、美味しいです。前者も美味しいのだけれど。
パンが、とても重要かなと。
パンにも紅茶葉が使われていることより、いかに効果的に抽出液を使って紅茶感を出すか。
そして、厚みと柔らかさがものすごーく大事。という感想です。

フレンチトーストを作るときは前の日から仕込んでおきます。
ダブルソフトGOLDで作ると、ミルクティーじゃなく普通のフレンチトーストでも、ホワッホワにやわらかく出来て、ほんとに美味しいですよ♬

いただく時の飲み物も、Old Silver Tea Pot。
同じものを使っているので、合わないわけがありません♬ 面白味はないけどね(キリッ
残念ながら、ミルクティーのフレンチトーストは写真に撮ると、焦げてもないのに焦げて見える仕様…orz

F&Mの山型ブレッド使用バージョン。形も微妙なのよね…
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Old Silver Tea Pot はセイロンとダージリンのブレンドで、1914年のクリスマスカタログに登場したものの復刻版です。
よくありそうな味なのに、旅以降、自分の舌が完全にシングルエステートのダージリンやイラムにチューニングされているからか、重たい渋みがえぐみのようにさえ感じます。
そしていかに美味しく、自分の好みのいれ方を発見するか、ということが課題になってくるのです。
抽出時間、色々試さないと。
この時は1杯目をストレートで、2杯目をミルクでいただきました。

次回はフレンチトーストじゃなく、サンドイッチと一緒がいいかな。
F&Mの紅茶の山型ブレッドは、サンドイッチにするのが私の好みなんでした。
意外とハムとかに合うんだよね♬

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by bestdropteaclub | 2014-08-23 12:00 | パンと一緒に | Trackback | Comments(2)

夏の贈りもの

いただいてから結構すぎましたけど(;^_^A 記録用に。

伊藤園さまのプレゼントに当選し、いただきました。
TEAS' TEA の詰め合わせ。
嬉しい~♬
すべてフルーツのフレーバードティーなので、暑さの続く日に、キリリと冷やしていただきたい。

このシリーズで以前からあるベルガモット&オレンジティー、程よい甘みとオレンジの風味が清々しくて、よく飲んでいますが、やっぱり美味しい。
ミントジュレップレモンティーは、この夏一番多く買って飲んだペットボトル飲料かも。
この詰め合わせが当たったのも、このレモンティーを飲んで応募したからですね❤
そして新登場、現在TVCMを放送しているローズ&ピーチティーは、楽しみにとってあるのでした。

嬉しい紅茶の贈り物でした。伊藤園さま、ありがとうございました。

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by bestdropteaclub | 2014-08-21 23:20 | 本日のお茶 | Trackback | Comments(0)

ジャイプル、2日目

朝早く目覚め、屋上レストランに行ったのは、ロンプラインドとるるぶインドのkindle版をダウンロードするためだった。
部屋でネットが使えると思っていたのに、屋上とかロビーの一部とかでしか使えない上、スピードが遅い。
悪戦苦闘し、るるぶはゲットしたものの、空き容量の問題か「深夜特急3 インド・ネパール編」と「進撃の巨人13巻」を優先させたせいか、ロンプラをDLすることは出来なかった。
るるぶは可愛いだけあって、情報としてはほぼ、役に立たない。

仕方なく、また右も左もわからないまま、オートリキシャに乗って観光地めぐりへ。
ジャイプルは見所があちこちに点在しており、一回ごとに乗り捨てて気に入ったところでのんびりし、気ままに動き回りたいのだけど、どこの何が見所かさえわかっていないのでは、どうにもならない。

ある程度の不便は覚悟の上、宿の前にいたリキシャに乗って5つの観光地を見て周り、宿まで帰ってくるというので、乗ることにした。
値切ったがRs500がRs450にしかならなかった。
けれども行く場所のひとつ、アンバーフォートはかなり遠かったので、これはそれなりに妥当な金額だと思う。
ひとまず、前日のリキシャマンはいなかったのでほっとした。

5つのうち1つ目は、昨日すでに行った場所だった。
名前をろくに覚えていなかったので、気づかなかったのだ。
そこはさっさと引き返す。

2つ目は、湖の中に立つウォーターパレスと呼ばれる、ジャール・マハル。
しかし公園みたいなところから眺めるだけで、船でそこに渡れるわけでもなく、面白くもなんともなかった。
道から湖ごしに見るだけなら、通りがかりにいくらでも見られる。
そしてこれも前日すでに見ていた。

そしてようやく観光らしいことが出来たのは、こちら。
アンベール城。

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「ラジャスターン州の丘陵要塞群」としてユネスコの世界遺産に登録されている、6つの城砦の1つ。
とはいえ、これ単体で世界遺産に登録されてもいいのじゃないかしら。
と感じるほど、自然と同化したダイナミックさと美しさを兼ね備えた建築物だった。
個人的には、後に見たタージ・マハルよりもこちらのほうが、私好み。
北インドの中では、おすすめの観光名所だと思う。

山の方を見て、「万里の長城?!」と思った。
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小高い丘の上にあり、ここまで自力で登るのは、結構な体力を持っていかれる。
距離や傾斜は大したことないのだが、とにかく暑い。
容赦ない直射日光を遮るものが何もないのだ。

ここを自力で登るのがしんどい人向けに、普通のジープ、または名物の象タクシーがある。
象に乗って登るのはロマンがあるし、楽しそう!

けれどもこれが高くて、Rs950だったかな。私の1泊の宿代を越えている。
1頭に2人まで乗れるので、2人旅ならシェアすればいいかもしれない。
いや1人でも、1週間ぐらいの旅なら贅沢もありだろう。

けれど1人かつ2か月の旅となると、象やラクダに乗っていたらお金がいくらあっても足りない。(ちなみにキャメルライドはRs.1,000)
私は自力で登った。
自分の足で登ってこそ得られる達成感があるというのも、また事実。

ムガル帝国の当時、ここまで登ることが出来たのは、城主などごく限られた人たちのみだったそう。
今は誰でも登ることが出来るが、そのロマンを味わいながら登るのは、格別なものがあるかもしれませんね。
この時はそれ、知らなかったんで、味わってませんけども。
あああんもうガイドブックー!

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入場料を払って入るとすぐ、こんな素晴らしい装飾の建物。
今思うと、この中に入っていくと一番の見どころらしい「鏡の間」があったんじゃないですか?

ないですかって、見てないんですか?と思うでしょ?
そーなの見てないの!
ショートケーキのイチゴは後半~最後にいただく派の私、最初にすごいものを見てしまったら後が全部しょぼく感じるんじゃ?と思うがために、そこを後回しにしてしまった。
その結果、他の場所からあちこち見て移動していくうちに、もうそこに戻ることが出来なくなったというね\(^_^)/
あああんもうガイドブッ(ry

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日本の美術館とか博物館って、本当に親切ですよね♬
入場料払えば、紙切れ1枚であっても何かしら案内くれるし。
インドではそれがまったくない。せめて地図ぐらいちょうだいよ!
今いる場所が何なのか、さっぱりわからない。(でもガイドを雇う気はないw)
まあ、きれいなことは確かなので、来て、見られただけで良しとするか。

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特にこの装飾、鮮やかな色づかいといい、近づいて見たときの繊細な文様や花の絵といい。
全体的には自然と一体化したような、力強い男らしい砦なのに、細かな装飾は女性的な可愛らしさに満ち溢れていて、すごく気に入った。

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この日はたまたまプージャーだったよう。
大勢の人々が砦の広場で長い列をつくり、みんなでカレーを食べていた。

以前、ウダプセラワのディルマ茶園で、プージャーに参加したことがある。
あの時はこんな屋根などなく、青空の下みんなで列を作って地べたに座り、バナナの葉をお皿にしてそこに直接カレーを盛っていた。
ここでは銀のプレートに盛られたカレーを受け取り、空いている場所に座って食べる。
ディルマではみんなに囲まれ、一緒に食べろと勧められたが、ここでは外国人観光客など珍しくもない。
ヒンドゥー教徒以外がそこに並んでカレーを食べるなど、ありえない感じ。
プージャーのためか、門の上のスピーカーから、ずっと祈りの言葉が流れていた。

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もっとゆっく見たかったけれど、リキシャドライバーとの待ち合わせ時間が迫っていたので、戻ることに。
城から降りる道でおばあちゃんに、ヒンドゥー教徒のように、おでこに赤い粉つけてもらった。

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昼になっても暑くて食欲がほとんどなかったが、何か食べないと体力が、というのでさっぱりとフルーツライタ(ヨーグルト)を食べて次の場所へ。
さあこの後のプランはどうする?などとドライバーが聞いてくる。

どうする?じゃなくて、5つのパレスに行くとそちらが言ったのだから、おとなしく行ってくれればいいんですよ。
5つのうち3つしか行ってないでしょ?
と言ったら、残り2つのうちシティ・パレスはもう通った、などと抜かす。

はああああ?塀の周りを見ただけで、降りて中を見てないよ!と訴えたが、まったく通じない。
シティ・パレスはマハラジャが現在も住んでいる居城だということは頭にあったが、行ってどこまで見られるかまではこの時わかっていなかった。
そのため、見てないんだよ!と色々訴えてみても、中は見られないんだよ!と言われてそのまま引き下がるしかなかった。

が、一部博物館があって、ちゃんと中が見られるらしい、ことを後で知ったのですね…
もう面倒くさくなったんでしょうね、ドライバー。
だから、情報って大事よね。って話でした。
その話をしてるうち、残り1つのパレスがなんだかもわからないまま、話は変わり。

行ったのは、世界遺産ジャンタル・マンタル。
ムガル帝国のジャイ・シン2世が18世紀初頭に建てた天文台です。

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私がジャイプルで最も期待していたと言っていい、建築物。
というのも、これは単体で世界遺産になっていて、私が世界遺産検定2級を取得した時に、テキストに記載があったからである。

当時の最新技術を用いた20以上の建造物から成り、レンズを通してではなく裸眼で星の動きを観測することが目的だったそう。
建てられた当時の状態が、ほぼ完全に保存されている。

が。正直言ってしまうと、なんだかモダンなデザインの遊戯具がいっぱいある児童公園のような印象。
昨日の天文台レストランがここにあっても、まったく違和感なし。
天文学に興味がないせいか、どうしてアンベール城が単独で世界遺産になってないのに、これが?の疑問でいっぱい。
まあ、世界遺産の登録基準(ⅲ)(ⅳ)が理由なんですけど、そう言われてアンベール城と同じ世界遺産だということが、納得できる感じもなく。
(ジャンタル側には、私に納得してもらう必要などないが)

しかもね、くどいですけど暑いんですよ。
強烈な陽射しを遮るものが、なーんにもないの。
炎天下の中、なんだかわからないモダンなジャングルジムみたいなの見てるうちに、お腹が痛くなってきた。
インドの昔の天文学に想いを馳せる…という余裕はどこにもなく。
(私のようなことになりたくない方は、ガイドブックを読んでおくかガイドをつけましょう!入口にガイド、いっぱいいます)

ジャンタル・マンタルの前の通りにじっと立っていたロバも、絶対暑いはず。
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もし、夜にここを訪れて、昔の人がしたのと同じように天体観測ができたら、もっと面白かっただろうなあ。
(写真の大きな三角形の観測台、階段で一番上まで登れるはずが、危険だからか閉鎖されてて登れない)
ということで、一通り見たらさっさとリキシャへ戻った。
そして後で調べてわかったのだけど、ジャンタル・マンタルはシティ・パレスの一角だそうだ。
ドライバー的になぜシティ・パレスがだめでジャンタルは良かったのか、今もって謎。

そして、ジャンタル・マンタルから見えた「風の宮殿」ハワー・マハルへ。
宮廷の女性たちがこの小窓から、自分の姿を見られることなく街の様子を見て楽しんでいたという。
そこは予定になかったけれど、見えちゃったからどうしても行きたい!と言い張った。
行くのはいいが、降りて中を見るのはだめ、とドライバーは言う。
道が混みすぎていてリキシャを停める場所が見つからないからと。

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確かに、あそこでリキシャ停めるのは簡単ではないと思う。
でももし逆の立場だったら、何とかして見せてあげようと努力するだろうと思う、自分なら。
たられば言ってもしょうがないけども。

ジャイプルのドライバーみんながそうとは言わないけど、この子(23歳)ははるばる日本から来た観光客に、自分の街の観光地をちゃんと見せたい。などという気持ちは、まったく持ち合わせていないようです。
そして、今日一日僕は君のボーイフレンドで、君は僕のガールフレンドってことでいいよね、みたいなことばかり言ってました。
はいはい、と適当に答えておきましたが、そういうサービスは求めてませんよ~

日本のタクシーがこういうシチュエーションプレイを始めたら、それはそれで商売になるかもなあ。とちょっと、考えた。
かっこいい運転手が女性客相手に乗車中、妹と兄プレイしたり、従兄妹プレイしたり、教師と生徒プレイしたり、執事とお嬢様プレイしたり。
美人の女性運転手と男性客バージョンも、色々考えられますね。
(って、紅茶のブログじゃなかったっけこれ…)

降りられないと言われても、暑さもあったし、ジャンタル・マンタルの駐車場で昨日のリキシャドライバーと鉢合わせして色々あったりで、もう逆らう気力もなく。
結果、このピンク色の建物が連なった旧市街を自分の足で歩くことが、私は一度もできませんでした。

大昔に、ガイド付きツアーでヨーロッパの都市に行った時の切なさを思い出したなあ。
降りたい場所で降りられず、自由時間20分ですと言われ、見たいものをゆっくり見られないことの、もったいなさ。
あの時は親が申込み、親が楽しそうだったからそれが何よりだったけれど。
何で片道6時間もかかるようなバスツアー申し込んじゃったの? ウィーンからザルツブルグまで、電車なら2時間半で行けるよ。
と言いたいのを我慢して付き合ったのも、今となっては良い思い出です。
まだ学生の子供にツアーを考えさせるなんて頭は、親としてははなからなかったんだろう。

でも何か、ジャイプルに関しては、あまり後悔はない。
自分が熱烈に来たかった場所だったら、絶対にこんなことでは満足しないのだけれど。

ドライバー、23歳。性格は顔ほど可愛くない。
「ジャンタル・マンタル?つまらないよ」とバッサリ。

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夜はリッチなレストランでごはん。
ラジャスターン州の伝統舞踊らしきものを可愛い踊り子さんが踊ってみせ、そして観光客も一緒に踊ったりしていた。
私も引っ張り出されて踊った。
踊るとか恥ずかしいわ!ないわ!と思うのだけど、旅の恥はかき捨て。
時と場合によっては、あほになった者勝ちです。なかなか楽しかったです。

踊り子さんは頭に壺を何個か重ねて乗せて踊るのですが、あれはちゃんと重なっているのか?
それともアロンアルファ的なもので落ちないようにくっつけているのか?
などと、無粋なことを考えてはいけませんね。

食べた料理、名前も思い出せません。(お金を払う講義など以外では、メモは一切取らない)
美味しかったのは確か。
高かったことも確か。

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良いことも悪いことも色々あった気がするけれど、何があっても明日はもう次の街。

旅慣れてきたと思うのは、すべて思い通りにはいかない、というのがわかってきたこと。
手に入ったもので満足するか、満足できないならできるようにやりつくすこと。
やりつくせば、本来の目的で満足できなくても、自分自身やれることはやった、という満足はできること。
そのほうがもしかして、価値があるのかもしれないと。

そういうことを、だんだん感じるようになってきたからでした。
下調べ、昔は緻密にしていたのに年を経るごとにしなくなってきたのは、ここらあたりが理由かもね。
調べたとおりに行かないことが絶対出てくるし、行き当たりばったりのほうが楽しい部分が大きいから。
それでも、ここぞ、という時には力を惜しまない。
まあ、旅は人それぞれです。

次はいよいよ、タージ・マハルの街へ。


ほんとはもっと暗いんですよ。だからこれで精いっぱいなんですよ。
そのせいか明かりが心霊写真みたいになってますが、何か?

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by bestdropteaclub | 2014-08-16 21:24 | インド、2014 | Trackback | Comments(0)

西荻夕市で、紅茶のかき氷

8月2日に開催された西荻夕市で、café nt (カフェ ニト)さんが一日限定かき氷屋さんとなっておりました。
もちろん、専門店だけあって紅茶のかき氷がありました。

カフェ ニトさんはこちらの記事にも登場しています → 🍧

レトロ可愛いかき氷器が、店の入り口でお出迎え。
店内でもいただけますが、前の道を通る人がさくっといただけるよう、テイクアウトもあり。

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紅茶はアッサム使用、練乳もかかっていました。
氷はふわっとやわらかく、練乳の甘みがとても美味しい♬
アッサムの濃ゆさをもってしても練乳が強いので、もっと紅茶感があると嬉しかったな~
おうちできれいな氷が作れれば、是非とも色んな紅茶で作ってみたいところです。

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夕市限定といわず、夏の間このかき氷、いただけないですかね?
店内閲覧のかき氷の本を読みながら、冷たい氷でほんわりした過ごしたひと時でした。

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by bestdropteaclub | 2014-08-10 11:46 | 紅茶のおいしい場所 | Trackback | Comments(4)

ジャイプル

インドの到着地デリーを出て向かったのは、ラジャスターン州の美しい街、ジャイプル。
デリーからジャイプルへは快適な鉄道の旅でした。
そこのところのお話は、こちらの記事をどうぞ→

が、この列車でドイツ人のマダムに高度な質問を浴びせられ、思わず動揺したためか、旅が始まったばかりだというのに、命とパスポートとお金と国際キャッシュカードとカメラとタブレットとiPhoneの次ぐらいに大事な「地球の歩き方」を列車の中に忘れてくるという大失態!
(大事なもの、意外といっぱいありますね(^p^))

これは痛い。
バックパッカー一人旅には、あれは必需品ですよ。

日本人宿に泊まって情報をゲットしよう、などという若者らしい発想がまったく沸かないのは、若者じゃない上に、日本の社会において日本人の中にうまいこと入り込めてる実感がないのに、外国に来たんだから日本人同士の助け合いの輪の中に入り込めるでしょ、などという楽観的な気持ちがちっとも起こらないからですね\(^_^)/
そもそも、日本人宿があるのかどうかも、「歩き方」がないとわからないというね。

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列車の中では集中して読めなかったので、ジャイプルの情報がほとんど頭に入っていない。
ジャイプルが別名ピンク・シティーと呼ばれていることぐらいしかわかっていない。

そんな右も左もわからない状況で、列車を降りるやいなや、客引きに来ていた若いリキシャワーラーに、真っ先に目を付けられた。
ああ、面倒くさいな…と思った。

リキシャの運転手、駅の外で待ち構えているのは、まあ普通。
ホームまで来て、列車のドアのすぐ前で待ち構えている運転手のリキシャには、絶対に乗りたくなかった。
欲の深さがそのまま、ホームまでやってくる行動力に表れているように見えてしょうがなかったのだ。
ただし、純粋に外国人の金が目当てとも限らないので、それがまた厄介。

とにかく宿を決めなければ。
しつこく着いてくるリキシャ男を無視し、駅の外に出ると、ここ良さそうだなと目途を付けていた宿の送迎が来ているではないか。
ついてる!と思い、そのウェルカムボードを持った男に近づくと、予約をしていないのだけど今夜泊めてほしいの、ゲストを迎えに来たのだったら私も一緒に連れて行って!と訴えた。
あそう、じゃあ彼のリキシャに乗って来てくれ、まだ予約の客が来てないから。と彼が指さしたのは、まだ着いてきてるしつこいリキシャワーラー。
何だ、この宿と提携しているリキシャだったのか。とちょっと安心して、彼のリキシャに乗ることに。
これが間違いだった。
今思うとあの宿の送迎マンは、どのリキシャでもいいから宿まで勝手に来いというつもりで、単に目についたから彼を指しただけだったのだろう。

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リキシャワーラーは私が乗ることになり、とたんに機嫌を良くして色々話し始めた。
彼はイスラムの男だった。ああ、どうなんだろこれ。と思った。
イスラム人のリキシャワーラーは普通、イスラム系の宿と提携しており、他の宿には客を連れて行かない。
私が泊まりたかったゲストハウスは、イスラム系ではない。

まずは君が行きたい宿に行こう、でもそこが満室だったり気に入らなかったら、別の宿に案内するよ。
最初はそういうことを言っていたが、これは絶対に最初の宿には連れて行ってもらえないだろうな…と思っていたら、案の定、今日はあの宿は満室だとか嘘をつきまくり、私が指定した宿には行かず、真っ先にイスラム系のゲストハウスへ連れていかれた。
リキシャワーラーは、駅やバスターミナルでなければ、提携している宿の前で客待ちするので、ここに泊まってしまうとおそらくジャイプル滞在中どこに行くにも彼のリキシャに乗る羽目になり、ずっと付きまとわれることになるんじゃないか、と思った。
面倒くさあああ!もうこういうのがイヤなんだよインド。

ここは何とかして振り切らないと…と思ったものの、意外とそのゲストハウスはきれいで部屋も広いし、内装もイスラム風で可愛らしく、リキシャ男が宿のオーナーに安くしてくれるよう掛け合ってくれたのもあって、結局そこに泊まることにしてしまった。
彼のリキシャで行動することになっても、安くなった宿代を考えればそれほど悪くないな、とこの時は思ったのだ。

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その後、彼はジャイプルのことをまったく知らない私を、マイナーで人が少ない観光名所にばかり連れて行った。
その一つ、私以外誰もいないミナレットの一番上まで登り、ジャイプルの街並みを見渡した。
思いがけず遠くまで広がる街並みの光景に、感嘆の声が漏れた。

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その後もオートリキシャで街のあちこちを走った。
美味しいラッシー屋さんでラッシーを飲んだり。
なくした「歩き方」の代わりに、小さな本屋でロードアトラスを買ったり。
旧市街に入ると、建物は赤砂のような色のピンク、ピンク、ピンク(というか、実際は赤レンガっぽい色だけど)。
この街がピンク・シティーと呼ばれる所以。

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ジャイプルは、インドの中でも沢山の種類の動物が見られる街だと思う。
デリーでも見かけた牛以外にも、象、ラクダ、ヤギなどが人や車と同じように道を歩いている。
象やラクダには、乗ることもできる。
料金は高いけど。

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夜は、リキシャワーラーおすすめのタイガーヒルへ行った。
(ダージリンにも同じ名前の場所があるが、関係はないと思う)
真っ暗で明かりもない、ほとんど人も車も通らない道を、ひたすら丘の上へ向かって走る。

リキシャの運転手と、暗い夜道を二人きり。
インドに来る前に日本で読んだ、インドでのろくでもないニュースの数々が頭に浮かんできて、これってまずいんじゃ。と不安になった。
一度どこかで停車した時、こっそり道の石を拾ってポケットへ入れたのだけど、今何を拾ったんだ?と聞かれ、適当に誤魔化した。
何かあったらこれで彼を殴って、自分でリキシャを運転して帰ろう。
割と本気で、そう考えていた。

が、それは杞憂だった。
無事にタイガーヒルに到着し、入場料みたいなのを支払ってゲートを入る。
人の声が聞こえ、明かりが見えた。

なんだろうこれ、天文台?
こんな建物が、広い場所にいくつか並んでいた。

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上は、レストランの客席だった。
この建物一つに、一組の客だけが入る。
そしてこの夜景が、目の前に広がっている。
何度「すごい」と言っただろう?
インドで見たものの中で、これほど光り輝くものは、他になかったと思う。
カメラにはとても収まりきらないほどの光の海が、目の前に広がっていた。

紅茶だ、この景色を見ながら紅茶が飲みたい!
インドに入って以来、暑すぎてあまり飲みたいと思わなくなっていた紅茶を、この時強烈に欲した。
ここで頼んだチャイはティーバッグを使っていて、インドのチャイとしては味が薄く、あまり美味しくなかった。
それでも格別だ。この光景を見ながらだと。

運転手はビールを飲んでいて(運転するのに平気で飲むのだ)、私はビールが苦手なのだが、この時ばかりは飲む気になった。
インド・ネパールで過ごした2か月近くで、お酒を飲んだのはこの時だけだ。
キングフィッシャーというインドでメジャーなビールは、フルーティーで、ビール苦手な私でもびっくりするほど美味しかった。
それもこれも、この光の洪水のせいなのかもしれない。

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男は女を口説くために、こういう場所に連れてくる。
リキシャワーラーが今日一日、何回もリキシャの料金を聞いたのにサービスだ、お金なんていらないと言い続けていたのも、目当てがどこにあるかよくわかって、ぼったくりに遭うより私を面倒くさい気持ちにさせた。

一部のインド人は、日本の女を捕まえたらそれで人生が変わると考えている。
女一人でインドを旅していると、嫌でもこのことを理解させられる。
そのためにはなりふり構っていられないのだろうこともわかる。

別にそれが悪いとは思わない。
日本の女性には医者や弁護士と結婚したがる人がいるが、それと何も変わらないだろうと思う。
けれど彼が若くてハンサムでも、私は応える気はまったくない。

自分の人生ぐらい自分でどうにかしてよ、私も自分の面倒見るので精いっぱいなんだよ。
やり方も間違ってるよ。警戒している相手に「タダでいい」とか「金はいらない」って、逆効果でしかないよ。
そもそも、テツ&トモの「何でだろう~♪」はもう古いよ。
そう言いたい気持ちだった。

適当にあしらったが、帰りにリキシャの運転の仕方を教えてもらい、運転させてもらって、ちょっと楽しくなってしまった。
美しい夜景を見てご機嫌になった私に、これで自分のことを信用してもらえたか?と彼は何度も聞いてきた。
うん、信用しますよ。と、まったく警戒を緩めずに私は答えた。

自分はインド人よりも嘘つきかもしれないな、と思う。
なんといっても、ダージリンで茶畑を見るまでは、つまらないトラブルに巻き込まれるわけにはいかないのだ。
そっちが日本の女を捕まえるためになりふり構わないなら、こっちは無事に茶畑を歩くためになりふり構わないだけだ。

天文台レストランはお高いので、そこでは飲み物だけ飲んで、夕飯はホテルに戻ってそこの屋上レストランで食べた。
ベジ・ターリー。
ここのご飯はとっても美味しかった。
野菜だけとは思えないほど味付けがしっかりしている。これでRs110.

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色々動き回って、すっかり疲れた一日だったが、体よりも気持ちが疲れた。
最後は面倒くさくなり、リキシャの運転手を振り切るようにして去ってきたのだ。
とにかく明日は彼のリキシャに乗るのはよそう。
デートは、ガイドブックとするのが楽でいい。
そう考えながら、眠りについた。

おやすみジャイプル、明日は平和でありますように。

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by bestdropteaclub | 2014-08-08 12:16 | インド、2014 | Trackback | Comments(0)

読者の方へのお願い

紅茶の記事を書く前に、ブログ主から読者の方にお願いがあります。
お心当たりのない方は、なんだ?と思われるかもしれませんが、スルーしてやってください。


人のブログで無料で好きなだけ情報を得ておいて、このブログを読んでいるのが人に知られたら困る方、ましてや、そんな言葉がブログ主に対していかに失礼か気づくことさえ出来ず当人に言えてしまう感覚の持ち主の方は、お願いですから、もうこのブログを読まないでください。
気持ち悪いですよ、そんな人に読まれるの…
記事を書く気力もなくなります。書くの、ただでさえ面倒くさいのに…

一体、何がそんなに困るのでしょう?
私のブログで読んだことを、紅茶セミナー等で活用しようとでもお考えなのですか?
素人のブログで情報を得ていることが顧客にばれたらまずい?
そんなことは普通であって、まともな人だったら恥ずかしいどころか、この方のブログ面白いですよ!と紹介するところですが。
読んでいることが知られたら困る、コメントの返事でさえ名前が出たら困るなどという理由に、健全なものなど一つも想像できません。

どんな事情でもそれはそちらの問題であり、そのためにブログ主にブログのやり方を変えろなどと強制できる立場には、どなたであれ、ありません。
ご自分とお仲間だけの常識を世間の常識として人にお説教、そしてそのやり方を強制しようなど、読んでいるこちらが恥ずかしくなりますので、ご勘弁いただきたいです。
それでもどうしてもそうして欲しいというのであれば、事情を説明してブログ主にこうして欲しいとお願いするべきであって、自分のやり方と違うから非常識と認定してまず説教、は間違っています。
そして、コメントの返事を直下ではなくわざわざ相手のブログに行ってそこで書く、というのは公開・非公開関係なくかなり特殊であり、まったく世間的な常識ではありません。

そんな方が客商売をされているのに、本当に驚きます。
潜在的顧客という言葉さえ、ご存じないんでしょうね…
そんな人がやっているお店になんて、私は絶対に行きませんし、紅茶好きな方々にも行ってほしくないですね。
削除しましたが、ここの非公開コメントに書かれたような態度で接客されては、お客様があまりにお気の毒です。

お心当たりのある方は、どうぞこのブログを二度とお読みにならないでくださいね。
心からのお願いです。

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by bestdropteaclub | 2014-08-02 11:20 | ブログ | Trackback | Comments(2)


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